南ドイツの温泉街バーデンバーデンのツアー

南ドイツにバーデンバーデンという街があります。

 

 

ちなみにバーデンというのは「温泉」という意味です。

 

 

ここは実は湯布院のモデルになった町で、戦後間もない湯布院はその地名を知られていない、

 

 

いまにもダムに沈みそうになる危機に陥っていました。

 

 

しかし町おこし一団は自分たちの湯布院を救おうと決意。

 

 

単に観光だけがとりえの町ではなく、温泉、スポーツ、芸術そして自然環境を充実させた

 

 

保養温泉地を形成する、一大プロジェクトを立ち上げようと心に誓ったのです。

 

 

そこで、自分たちが理想とするその姿がヨーロッパにあるのではないか、と視察に行きます。

 

 

そこでバーデンバーデンの街にたどりつきました。

 

 

じぶんたちが100年後の理想とした理想的な街でした。

 

 

そうしてバーデンバーデンの街をお手本とした町おこしを本格的に

 

 

開始した湯布院は現在に至るのです。

 

 

 

 

このストーリーははるか大昔にNHKのドキュメンタリーで見ました。

 

 

非常に感動し、ぜひ私もバーデンバーデンを見てみたいと思いました。

 

 

そこで旅行会社で企画を担当していた私はすぐに「バーデンバーデンツアー」を作成。

 

 

「そんなマイナーの街…集客できるかっ!」と部長に怒鳴られました。

 

 

が、絶対に健康と美へ意識が高いお金持ちのお客様はいるんだ、

 

 

メジャーな保養地は行きつくし、どこか別のところを探していらっしゃる方々は

 

 

いるんだ、と信じて企画を続けました。今から約十年前のことです。

 

 

バーデンバーデンなど日本でまったくといっていいほど無名だった時です。

 

 

(私の見たNHKの番組で多少知られていたのでしょうが)

 

 

企画の最中に湯布院のお役場にも電話をしました。

 

 

要は「ツアーパンフレットに湯布院ストーリーを入れたいのですけど許可してくれますか」

 

 

すんなりオッケーをもらえたのですが、電話応対をしてくださった男性職員いわく

 

 

「いやあ、実はあれは視察旅行っていうよりも慰安旅行のようなものだったんですけど、

 

 

NHKが随分美談に仕立ててくれて。わはは」

 

 

くどいですが、今から約10年前のことです。もう時効ですよね…?

 

 

 

 

さてバーデンバーデンツアーの方ですが、

 

 

「絶対催行人数に満たない」と社内でさんざん悪口を言われたのにも関わらず、ちゃんと集まりました。

 

 

私の読みのとおり、その顔ぶれは某大手企業会社の会長夫人、旧華族の末裔の老婦人、

 

 

成功していらっしゃる芸術家の男性とその奥様などなど見るからに気品に溢れ経済的にも

 

 

恵まれているであろう面々でした。

 

 

添乗するのももちろん自分。だから企画にも熱をいれたのです。

 

 

 

 

 

ツアーはミュンヘンまで飛び、そこからリンダウという、花々で咲き乱れるマイナウ島で

 

 

有名な町に寄り、そしてバスでバーデンバーデンへ入りました。

 

 

町そのものが一流でした。

 

 

ホテルの対応、設備、どのレストランのサービスも味も、カジノの雰囲気も顔ぶれもすべてがトップレベル。

 

 

かといってつんとすまされる、無視される、馬鹿にされるというのも一切なく、

 

 

私のような見るからに平民のアジア人の小娘(*10年前なので若かった…)にも

 

 

どの人びとも一流の振る舞いをしてくれました。

 

 

忘れられないのが、自由時間の時にひとりで歩いていたら、日傘を差した背をしゃんとのばし

 

 

きちんとしたメイクをしたお年寄りのドイツ人の女性が私に声をかけてきました。

 

 

何を喋っているのかまったくわかりませんでしたが、

 

 

「ああすごい上品なドイツ語を話しているんだろうな」

 

 

と年老いた女性の発するイントネーションやアクセントからすぐに分かりました。

 

 

結局何を話しかけられたのか全然理解しないまま、別れましたが前世期を舞台にした貴族の世界の映画に

 

 

登場するかのような女性であったため、今でもこのことは忘れられません。

 

 

 

 

ツアーの名目は「エステ」だったので、お客様には毎日エステにご案内しました。

 

 

こういう機会は最初で最後であろう、と自腹ですが私もエステに通いました。

 

 

ヨーロッパで本格的なエステを受けたのは初めてで、まだインターネット検索もあまりなかった時代なので

 

 

全然知らなかったのですが…全裸になるのですね…しかもエステシャンは男性。

 

 

しかもしかも金髪青い目の38歳くらいのかなりイイ男でした。

 

 

恥ずかしいというレベルではなく、完全に戸惑いました。

 

 

頭のてっぺんから足のつま先まですべてをさらけだすのです、初対面のこんな美形男性の前で。

 

 

 

躊躇していると、それが彼にも伝わり

 

 

「僕はプロなんだから大丈夫だ、信頼してくれ」

 

 

というようなことをたどたどしい英語でゆっくり話してくれました。

 

 

「それもそうだ」と思い、しかもここが超一流店であることはすでにリサーチ済み。

 

 

「ええい、いいや」とバッと全部脱ぎました。

 

 

そうそう、女性のお客様たちも当然、全裸になってエステをお受けに。

 

 

「主人以外に裸を見せたことがないのに…ここで別の男性に自分の裸体を見せてしまったことは内緒よ、絶対誰にも言わないでね」

 

 

とある奥様は何度も添乗員の私に念を押しました。

 

 

確かにその男前エステシャンはプロでした。

 

 

施術中一切無駄口をきかず、だるそうな様子も見せず真剣にマッサージを続けてくれました。

 

 

まったく下ごころなどない、そんなゲスなよこしまな考えなどないプロフェッショナルぶりでした。

 

 

まさに職人の顔つきと手つきでいた。

 

 

その後、今に至るまでいろいろな所でエステマッサージを受けましたが、

 

 

ここまで完璧なマッサージでかつ効果も感じられたのは、このバーデンバーデンの男前エステシャンだけです。

 

 

 

 

 

ずっと以前に日本で事前予約をしていたので、連続三日マッサージをしてもらえました。

 

 

地元の女性たちも大勢通っており、非常に信頼されている人気エステシャンのようでした。

 

 

親しくなりたい気もしましたが、親しくなると裸を見られるのは余計に恥ずかしいですし、

 

 

何しろ彼は英語はあまり話さず、そして私はドイツ語を全然分からず。よってコミュニケーションは難航しました。

 

 

その上、真面目なドイツ人なので、あえて自分からは私語をしようとはしてきません。プロ意識が高いのでしょう、

 

 

おべっかいやお世辞も一切なし。顔でにこにこ、へらへら、にたにたなども一切なし。

 

 

 

 

三日後には長年悩まされていた私の肩と腰の凝りが消えました。本当にふわっとなくなり驚きました。

 

 

このエステを受けた後、もしくはその前にはいつも温泉プールで泳いでいたのですが

 

 

(お客様と、です。一応ちゃんと通訳やケアはしておりました)、

 

 

ドイツ人のおばさんたち…被っている水泳帽子に花の模様が付いていたり、すべてがいちいちクラシッカルなお洒落。

 

 

 

 

帰国後、お客様たちから受け取ったアンケートをみると、「オール5」。添乗員の私の力ではありません、

 

 

バーデンバーデンのもてなしすべてが完璧だったからです。

 

 

アンケートの備考をみますと

 

 

「心も穏やかになれた、精神的にも落ち着いた」というメッセージばかり。

 

 

確かに最終日の時の皆さまのお顔は初日の時と違い、

 

 

非常に晴れ晴れしておられました。

 

 

素晴らしい技術によるエステマッサージ効果はさることなら、

 

 

バーデンバーデンで見る景色全てが美しく、

 

 

出会う人全てが上品でいい人ばかりで、売られているものも綺麗なものばかりで、

 

 

口にするものも本当に美味しいものばかりでした。

 

 

この全てのおかげで、皆さまの肌ツヤもよくなり、表情も穏やかになられたのではないでしょうか。

 

 

 

たかが旅行ツアー

 

 

されど旅行ツアー

 

 

しかし行き先を間違えず、本物のエステシャンに出逢えれば身も心も輝くー

 

 

それをまさに実感しました。

 

 

 

 

その後「湯布院も行かねば」と思いましたが

 

 

あれから十年…

 

 

まだ行っていません…国内だと「いつでも行けるでしょう」と安心して

 

 

むしろなかなか行けないものなのですね…

 


関連ページ

インドのアーユルヴェーダで某芸能人の病気も治った!?
『美容にもいいんだよ、肌も美しくなる、皺もとれる』と説得され、インドのアーユルヴェーダを受けたある芸能人の病気は治った?!
美容のネズミ講って?
ネットワークビジネスで美人になれるか?私の赤裸々な体験レポートをぜひ読んいただけますよう・・・
美肌の秘訣「やり過ぎないで清潔に保つ」
美肌になるためには、今現在行っている肌ケアを見直す必要があると思います。私が考えるには、ズバリ”やり過ぎないで清潔に保つ”ということが大切だと思うのです。
美肌の第1は落とすこと
毎日スキンケアをしたりすることももちろん大切ですが、まずはお肌の大掃除が重要です。メイクのような油汚れやチリや埃などの水溶性汚れをしっかり落とすことが大切です。
肌を衰えさせないために内外からするべきこと
いつまでも、美肌でいる為には、やはり、内からも外からも気をつけなくてはならないと思います。
50代美肌への道〜日々の精進が美肌を作る
50代になっても若々しい美肌でいるための方法を綴ります。
肌のくすみを防ぐには、新陳代謝を促すことが大事
肌のくすみを防ぐには、代謝アップさせることがとっても大事です。そのためのヒントをお伝えいたします。
余ったヨーグルトで即効性緑茶パック☆
余ったヨーグルトと緑茶でツルンツルンの美肌になるパック方法をお伝えします。
リンパの流れの良さが美しさのポイント
美しくなるポイントはリンパの流れの良さにあったというお話をします。
インナードライのトラブルと改善策
インナードライとは、文字通り皮膚の内部が乾燥している状態。トラブルと改善策について綴ります。
美容と健康を兼ねたおススメ習慣を3つご紹介!
「美容」と「健康」について追求していくと、この二つは切り離すことができないものであるということに気付きます。「美容」と「健康」を兼ねた3つのおススメ習慣をご紹介します。
ヒリヒリしてしみる!唇日焼けの治し方
唇の日焼け対策と日焼けしてしまったときの対処法について見ていきたいと思います。
美容のための化粧水の選び方
化粧水を使用する際に重要なことは、自身に合っている化粧水を選ぶということです。自身に合っていない化粧水を使用してしまうと、十分な効果を得ることができません。

このページの先頭へ戻る